細工所の流れをくむ
金沢仏壇

金沢仏壇の特徴が室町文化の伝統を受け継いだ高度な技法によって作られることであるといわれるのは、藩営の細工所と深いつながりを持ちます。細工所は加賀藩主前田家が学芸学術奨励策の一環として江戸・京都から室町文化を受け継ぐ名工を招き一ヶ所に集めたもので、藩主調度品や将軍家・公家・諸候への進物などを製作していたのです。この細工所の流れをくむ職人が、後に木地師・塗師・蒔絵師・彫刻師・金具師等となって一般庶民の需要にこたえて仏壇製作したと伝えられているのです。

また、金沢仏壇を豪華に彩る原材料が豊富にあったことも産地発展の要因です。漆は、夏の高温多湿の北陸の気候がその栽培や乾燥に適していることから藩内で広く栽培されていましたし、金箔も藩の奨励する工芸美術に欠かせないものとして金沢で製造されていたのです。 蒔絵は金沢仏壇の大きな特徴で、漆上げ、粉蒔き、研出しなど多くの作業に細分化されていきます。何度も繰り返し漆を塗り重ね、模様を盛り上げ、金粉を蒔きつけていきます。蒔絵は、緻密な職人芸の結晶なのです。

現在、金沢仏壇に従事する者の多くが高齢者となっておりますが、昭和51年に国の伝統的工芸品として指定されたことを機に、業界は一致協力して品質の向上・後継者の育成・販路の拡大等に精進しています。

伝統的工芸品

伝統的工芸品

このマークを使った伝統証紙が貼られている金沢仏壇は、
産地組合等が実施する検査に合格した伝統的工芸品です。
承認番号 23-175

金沢仏壇証紙

金沢仏壇証紙

金沢仏壇は類似品と区別するため、またその格調を守るために、
国指定伝統的工芸品の指定を受けた証として
「金沢伝統証紙」が貼られています。

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